看護活動 - チーム医療

診療・各部門

チーム医療

災害支援チーム

DMAT(Disaster Medical Assistance Team)は、医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成される機動性を持った、厚生労働省管轄下の医療チームです。大規模災害や多数傷病者が発生した事故などの現場に出動し、発災急性期のおおむね48時間以内に活動します。活動内容としては、被災地救護所でのトリアージや治療、空港に設置されたSCUでの広域搬送などがあります。地域災害拠点病院、DMAT指定医療機関としての機能を持つ当院では、医師5名、看護師6名、業務調整員4名が訓練を受け、DMAT隊員として登録しています。

山口県災害支援ナース

災害支援ナースとは看護職能団体の一員として、被災した看護職の心身の負担を軽減し支えるよう努めるとともに、被災者が健康レベルを維持できるように被災地で適切な医療・看護を提供する役割を担う看護職のことです。現在、当院には7名の災害支援ナースが登録しています。災害発生時に県看護協会からの派遣要請を受け、被災地の医療機関、社会福祉施設、避難所などでの活動が主になります。 今までの支援活動としては、H25年7月28日の萩市須佐・田万川地区・山口市阿東地区の豪雨災害に4名が3日間ずつ延べ12日間、H26年8月6日の岩国和木地区の豪雨災害に1名が3日間、各地の「災害ボランティアセンター」に派遣されました。 私たちに与えられた任務は、毎日300人~700人来られるボランティアの方々の健康管理で、救護所での熱中症や創傷などに対するケアと巡回による健康チェックでした。巡回では土地勘のない広範囲の被災地で、地図を頼りに悪路を巡回する大変さを感じましたが、地域の保健師、行政と連携をとりながらの支援活動は、とてもやりがいを感じました。 今後も「今、私たちに出来る支援は何か」を考えながら活動していこうと思います。

がんサポートチーム紹介

がんサポートチームは、がんなどの病気や治療によって引きおこされている痛みや食欲不振、吐き気、だるさなどのつらい症状や、不安などの精神的な苦痛を和らげ、患者さんとそのご家族がその人らしい生活を送れるようにお手伝いする専門のチームです。活動日は平日、身体症状を担当する医師と専従看護師、ソーシャルワーカーで、これらの様々な苦痛の相談にのり対応しています。そして、毎週水曜日の午後は、がんサポートチームメンバーでカンファレンスを行い入院中の患者さんの回診を行っています。がんサポートチームのメンバーは、身体症状を担当する医師、精神症状を担当する医師、歯科医師、がん性疼痛看護認定看護師、がん化学療法看護認定看護師、緩和ケア認定看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、歯科衛生士、臨床心理士、ソーシャルワーカーの多職種から構成されています。それぞれの専門性を活かし、入院中の患者さんや外来通院中の患者さん・ご家族の身体や気持ちの「つらさ」を少しでも緩和できるよう、主治医や担当看護師と協力しながらお手伝いさせて頂きます。診察をご希望の方は、いつでも主治医や担当看護師、がん相談支援センターにご相談ください。

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