看護活動 - 認定看護師

診療・各部門

認定看護師

ナースのスペシャリスト

さまざまな医療シーンで活躍する看護のスペシャリスト、認定看護師。
当院では現在13名の認定看護師が活躍しており、「いつか自分も・・・」と考えている人にはまさに心強い環境です。
ここでは憧れのスペシャリストたちの熱い思いと活動内容をご紹介します。

認定看護師とは?

 認定看護師とは、特定の看護分野において熟練した技術と知識をもち、その分野の専門家として水準の高い看護実践ができると認定された看護師のことです。認定看護師が看護現場において実践・指導・相談の3つの役割を果たすことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることに貢献しています。 認定看護師になるには、保健師・助産師・看護師の免許をもち、実務経験が5年以上、そのうち認定看護分野での経験が3年以上必要です。そして、全国に52施設ある教育機関で6カ月間の教育課程を修了し、全国一斉に行われる認定審査に合格すると、晴れて認定看護師になることができます。

当院が全面的にバックアップ

受験や研修に必要な費用に加え、研修時の滞在費なども当院がバックアップします。さらに、研修中の給与も支給されますので、安心してスキルアップに集中することができます。

認定看護師

糖尿病看護認定看護師

實近 彩子

血液内科・糖尿病内分泌内科外来

糖尿病は、日々の生活のなかで自己管理が必要な慢性疾患です。そのため、長い療養生活のなかで悩みや疑問が生じることも多いと思います。そんな患者さんのために、糖尿病に関する知識や技術を提供するとともに、栄養士や薬剤師など他部門スタッフと協働し、患者さんが糖尿病とうまくつき合いながら、その人らしい療養生活を送れるようにサポートしています。

緩和ケア認定看護師

佐々木 文子

緩和ケア支援センター

緩和ケア認定看護師 佐々木 文子 緩和ケア支援センター 私たちの役割は、がんをはじめとする生命を脅かす病気に伴う身体や心のつらさ、生活のつらさをやわらげ、患者さんが病気と向き合い、積極的に生きていけるように支援していくことです。そのため、さまざまな苦痛をもつ患者さんの人生に関心をもち、生活と必要な医療とケアを結びつけ、患者さんとご家族のQOLを高められるようにチームでサポートしています。

がん性疼痛看護認定看護師

桑田 理恵

放射線科・消化器内科病棟

がんの痛みやがん性疼痛に用いる鎮痛薬とその薬理作用を理解し、一人ひとりに合った疼痛マネジメントとケアを行っています。がんの患者さんが体験する痛みは、身体と心に大きな苦痛をもたらします。その痛みがやわらぐことで治療がよい方向に進むように、根治治療が困難でも苦痛が緩和され、その人らしい生活を送れるようにお手伝いさせていただいています。

救急看護認定看護師

守田 以津美

救命救急センター

限られた時間と情報のなかで重症度・緊急度を即座に判断し、病態に応じた看護を行い、患者さんやご家族の不安と苦痛を緩和することを役割としています。救急看護の対象は、すべての疾患、すべての年齢の患者さんであるため、災害時における急性期の医療ニーズにも対応します。また、心肺蘇生講習や市民公開講座などを行い、救命技術の普及にも努めています。

新生児集中ケア認定看護師

石田 裕子

NICU(新生児集中治療室)

新生児集中ケア認定看護師は、早産児や病気をもった新生児の重症化を回避するため、最新の知識や技術をもとに看護を行う看護師です。言葉で気持ちを伝えることが難しい新生児が発するさまざまなサインを読み取り、よりよい成長へつながるよう、そして、我が子の入院で精神的負担が大きいご両親に寄り添い、円滑に親子関係を確立できるように支援しています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

原田 清美

外科病棟

進歩する生殖医療のなかで、不妊と向き合っておられるご夫婦が、納得して自分たちらしい治療の選択ができるように、必要な情報提供や相談、心理面のサポートを行っています。不妊という体験をされ、悩み、夫婦・子ども・家族について考えていくなかでご夫婦が自己の生き方と向き合い、その方らしい人生を歩んでいけるようにお手伝いできればと思っています。

がん化学療法看護認定看護師

國次 葉月

外来化学療法室

患者さんに安全で効果的な化学療法を受けていただけるように、専門的な知識と技術を活用してサポートしています。また、治療の副作用が最少になるようにマネジメントし、患者さんが社会生活を送りながら治療を継続できるようにお手伝いしています。多くの患者さんを支援できるように医師や看護師、薬剤師と連携し、がん化学療法看護の質の向上にも努めています。

感染管理認定看護師

(左)松原 典子

手術室・中央材料室

感染管理とは、患者さんや職員、病院に出入りするすべての人を目に見えない感染から守る活動で、院内ラウンドやサーベイランス(調査・集計・分析)を実施しています。感染対策は一人で行うものではありません。職員全員がその重要性を理解して取り組むことをめざし、活動しています。

(中央)上山 ルリ

脳神経外科病棟

病棟勤務をしながら、ICTや院内感染対策委員会などの感染管理活動に携わっています。感染対策は、職員一人ひとりの意識や行動が重要です。少しでも感染管理に興味をもつスタッフが増えるように現場で実践可能な対策を考え、病院全体に広げるような活動をめざしています。

(右)松﨑 さとみ

感染防止対策室

主な仕事の内容は、病院感染の調査、感染予防に関する情報提供、職員教育などで、患者さんやご家族、職員を院内感染から守るため、組織的な取り組みを行っています。私のほかに2名の感染管理認定看護師を含む、多職種で構成される院内感染対策チームと協力し、対策を推進しています。

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