診療・各部門
先輩の声
藤元 楓 さん
●循環器内科・心臓血管外科(東館7階病棟) ●入職1年目
入職して一年。病棟チームの一員としての役割を果たすために、自分のことだけでなく、周りの状況も見ながら動けるように頑張っています。また、循環器内科の看護師として、心 電図の読み取りや疾患の知識も増やせるようにコツコツ学んでいます。
私が大切にしているのは、患者さんの心に寄り添い、思いやりを持って看護をすることです。そのために豊富な知識や適切な技術を身に付けて、臨機応変に対応できるようになりたいと思っています。
働き始めて間もない頃、忙しさにかまけて心に余裕のないときもありました。でも、患者さんやそのご家族から「あなたが担当で良かった」「明日もあなたが担当だといい」と言葉をかけていただき、嬉しく思うと同時に、一人ひとりに丁寧に接することの大切さを意識するようになりました。
卒後1年目の看護師を対象にしたフォローアップ研修では、看護師として働く上で必要な技術の知識を改めて学び、実際の道具を用いて練習をすることができました。また、グループワークが多かったため、同期とコミュニケーションをとりながら友達をつくることもできました。何より刺激になったのは、危険予知トレーニング研修です。ある場面に潜む危険を見つけてグループで共有し合うことで、多くの視点から考えることができました。 まだわからないことが多い中、頼れる先輩として心強いのがプリセプターの存在です。経験の浅い技術等において優しく指導してくださったり、未経験の技術を一緒に確認して、経験を増やせるようにサポートしてくださったり。細やかに対応してくださるので、とてもありがたいです。勤務がかぶらない日も、すれ違ったときに笑顔で話しかけられるので、安心して働くことができます。
これからも患者さんの心に寄り添い、安心・安全で適切な看護技術を提供し続けたいと思います。
山本 はるな さん
●ICU(特定集中資料室) ●入職5年目
ICUに配属されて5年目になります。ICUでは患者2名に対して看護師1名の看護体制のため、患者さんとそのご家族に密に関わることができるのが大きな魅力です。専門的で幅広い分野の知識が必要とされるため、毎日学ぶことが多くて大変ですが、その分、看護師しての誇りを持って働くことができています。
主な仕事は、毎時間のバイタルサインなどのモニタリングやフィジカルアセスメント、病態を含めたアセスメントなど。また、重篤な患者さんを支えるご家族に対する精神的なケアも大切にしています。
以前、重症な心臓疾患を患い、長期臥床により全身の筋肉が低下した患者さんを受け持った際、早い社会復帰を目指して、理学療法士と協力してリハビリを継続しました。後日、その患者さんが回復してご自分の足で「退院できることになった」と挨拶に来られたときはとても嬉しく、看護師になって良かったと心から思いました。
働きやすさも魅力のひとつ。オープンフロアのため、勤務メンバーが常に近くにいる安心感があります。困ったことがあると、先輩がすぐに気づいて声をかけてくださったり、こちらから相談しやすかったりと、風通しの良い環境です。
日々のリーダーや固定チームのリーダーとして、リーダーシップを求められる場面もあります。そのためメンバーの一人ひとりとこまめな情報共有を心がけています。
後輩への指導を通じて、自分に不足している知識や技術に気づくことも。お手本となれるように、その都度学び直し、先輩を見て指導法を学び、振り返りを行っています。
これからも患者さん主体のより良い看護を実現するために、幅広い専門知識を身につけて、患者さんと医療者をつなぐ心の架け橋になりたいと思っています。
近間 麻衣 さん
●眼科・歯科口腔外科・皮膚科・婦人科(東5階病棟) ●入職10年目
仕事と育児の両立を図るために、子どもが3歳になるまでは時短勤務制度を利用して働くことにしました。母になったことで、より一層責任感が強くなり、時間内に集中して働くことができています。
働く上で支えになっているのは先輩や仲間の存在です。時間内に終われるように配慮してくださったり、勤務終了時間が近づくと「帰れる?」と声をかけて残っている仕事がないかを確認してくださったりと気にかけてもらえるので、子育てしながらも働きやすい環境です。また、子どもの急な発熱や体調不良で欠勤や早退をしても、周りのスタッフが温かくサポートしてくださるのでとてもありがたいです。忙しいときは、夫や実家の協力も得ながら、子どもとの時間を大切にするように心がけています。
現在、眼科・歯科口腔外科・皮膚科のチームの一員として、手術前後の看護や日々の処置に携わっています。
眼科は手術件数が多く、皮膚科の患者さんは褥瘡などのケアを毎日必要とします。口腔外科や婦人科では、がん患者さんが長期入院となることもあります。なかには寝たきりの患者さんもいらっしゃるので、定期的に特浴を行ったり、洗髪や手足浴等、清潔保持にも気を配ったりしながらケアを行っています。患者さんの入れ替わりが激しく、限られた時間内での処置を必要とされるため、確実に勤務時間内に業務を終えられるように心がけています。
日頃から大切にしているのは「患者さんに寄り添った看護」です。日々、多くの患者さんを受け持つため、こちらのペース配分でケアを行ってしまうこともありますが、患者さんの話に最後までしっかりと耳を傾け、できる限り患者さんのご要望に沿った対応をすることで、安心・安全・安楽な入院生活を送れるようにサポートしています。