研修医に聞きました-06

瀨戸口 恵理
1年次研修医
山口県出身 山口大学卒業
特技/手芸

 医学部5年次の実習で初めて手術室に入りました。手術によって歩けなかった人が歩けるようになる。ADLを劇的に改善できる整形外科手術の面白さに魅せられました。
 徳中を研修先に選んだのは、内科系だけでなく外科系の当直も充実していたから。徳中のように1次〜3次救急に対応していて、研修医が日常的に外科系の当直に入れる市中病院は、県内では珍しいと思います。
 研修医が安心して学べる環境として挙げられるのが、研修医ルームの存在です。落ち込んだとき、同期に同じ目線で話を聞いてもらったり、他愛もない話にホッとしたり︙。仕事で遅くなったとき、部屋に残っているメンバーと食事に行くこともあります。土日も開放されているので、ここで勉強している人も多い。そんな仲間の姿を見て、「私も頑張らなくては!」と刺激を受けています。
 病院全体の雰囲気の良さも安心材料のひとつ。あらゆる職種の方が日常的に挨拶を交わすので、とても話しやすい雰囲気です。
 救急外来当直で痛感したのは、鑑別疾患をあげる重要性です。同じ主訴でも系統立った考え方をしなければ、正しい診断に辿りつくことはできません。自分ではうまくできたつもりでも、朝カンファでフィードバックを受けると、早合点していた部分があり、視点が足りなかったことに気づかされます。患者さんから詳細な情報を集め、原因検索を行い、適切な治療を行う過程が、いかに大切かを教わりました。
 まだ未熟さを感じる毎日ですが、患者さんやご家族に真摯に向き合い、安心して相談してもらえるような医師を目指したいです。

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