研修医に聞きました 06
“仲間がたくさんいるから心強い! 切磋琢磨しながら良い刺激をもらっています”

髙杉 ひかり
1年目研修医/産業医科大学卒業
特技:暗算(割り勘も得意です)
最初は研修医室に入るのさえ緊張していましたが、1カ月間の救急講義のおかげで、他大学出身の研修医ともすっかり打ち解けることができました。今は研修医室で同期とおしゃべりするのが楽しみのひとつ。勉強でわからないことを聞くと、答えが返ってくるのはありがたいのと同時に、「先を越されたな」と競争心も湧きます。やっぱり同期の存在は大きいです。
まだ知識も技術も足りていない駆け出しだからこそできることもある。そう考えて、できるだけベッドサイドに足を運び、目の前にいる患者さんの話に耳を傾けて、治療に反映できるように心掛けています。嬉しかったのは、退院される患者さんから「先生に診てもらえて良かった!」と声をかけてもらえたとき。その言葉は今も心に残っています。患者さんの不安に寄り添い、それを取り除くのも、医師としての大切な役割だと改めて感じました。
夜中に緊急カテーテルが行われたことがありました。上級医も指導医も研修医も一丸となって治療にあたる中、チームとしての一体感を感じ、モチベーションがさらに上がりました。
治すだけがベストな選択ではない場合もあります。患者さんの価値観や家族構成、退院後の生活など、見えない背景まで広く汲み取ることの重要性も学んでいます。病気ではなく「患者さん」を診ていることを忘れずに、先を考えて動ける医師になりたいです。
昨年、特技のクラリネットを生かして、同期と一緒に院内のクリスマスコンサートに参加しました。患者さんや職員の方々にも好評だったので、来年もぜひ演奏したいなと思っています♪

坊ネズミをきっかけに、患者さんとの会話も弾みます♪