研修医に聞きました-05

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研修医に聞きました 05

“手技のチャンスが多いからどんどんスキルアップできる!恵まれた環境です”

加藤 翔太
1年目研修医/久留米大学卒業
趣味:サイクリング

 私が徳中を選んだのは、コモンディジーズから三次救急まで幅広い症例を経験できることに魅力を感じたからです。それに、地元に貢献したい気持ちもありました。また、病院見学のときに研修医室の雰囲気に惹かれたのも大きな理由の一つです。研修医の数が多く、和気あいあいとした印象だったので、ここなら充実した2年間を過ごせそうだと期待が膨らみました。
 研修中にたくさんの手技を経験させてもらえるのが徳中流。先日、初めてCVカテーテルの手技を経験する機会があり、手順や注意事項を予習して臨んだものの、いざ実践となると思うようにいかず、想定以上に時間がかかってしまいました。それでも何とか最後までやりきったときは、ようやく医師としてのスタートラインに立てた気がしました。
 臨床の現場では、国試とのギャップを痛感する場面もあります。教科書ベースでは与えられた検査結果から疾患を絞り込んでいきますが、実際には自分で検査項目を選ぶところから考えなければならない。「何のためにこの検査をするのか」という視点を持ち、逆算の発想が必要だと強く感じています。
 初めての当直では、交通事故で骨折した患者さんが運ばれてきたとき、緊張で頭が真っ白になってしまい…。詰め込んだ知識をうまく実践に応用できませんでしたが、そばにいた2年目の先輩のサポートのおかげで、その場を何とか乗り切ることができました。先輩方は、知識の引き出しを的確な場面で素早く開き、瞬時に判断されるので尊敬するばかり。その背中に少しでも近づけるよう、一歩一歩着実に歩み続けます!

脳外科の藤永先生が研修医時代に作られた研修医向けのマニュアル。
ポケットマニュアルも含め救急対応の三種の神器です