研修医に聞きました-04

多久島 康太郎
1年次研修医
山口県出身 山口大学卒業
大切にしていること/挨拶

 学生時代の勉強は「この疾患にはこの治療」「この疾患にはこの薬」といった一問一答形式。でも、実際に患者さんを診るとなると、そう簡単にはいきません。どんな器具を使ってどのように治療するのか、何に気をつけて投薬すべきかなど、次々に疑問がわいてきて、さらに1ランク2ランク上の深い学びが必要だと感じました。
 特に勉強になるのが救急外来当直です。「できた!」と成長を感じることもあれば、「ここはできていないな」と反省することも多い。さまざまな症例を経験できるので、毎日が発見の連続ですね。
 指導医をはじめとする先生方は常に患者さんファーストで動かれています。常に自分に厳しく、謙虚に学ばれている姿を見て、これがプロフェッショナルなんだなって。一つひとつの行動にも理由づけがあって、それをコツコツ積み上げてきたのが今のカタチだとわかる。教科書には載っていない実臨床の考え方が詰まっているので、とても勉強になります。
 他の専門職の方から学ぶこともたくさんあります。臨床工学士さんからは人工心肺装置について医師とは違った観点から説明していただき、より理解が深まりました。ベテランの看護師さんや薬剤師さんが多いのも心強い! まだ臨床現場に不慣れなため、助けていただく場面も多々あります。
 同期は仲間であり良きライバル。どんなに忙しくても一緒に助け合って頑張っていこうと思えるし、自分がまだ経験していない手技を一足先に相手が経験したと聞くと「負けたくない!」と競争心を燃やせる。ここには、医師として成長できる環境が整っています。

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