研修医に聞きました-01

石田 朱里
1年次研修医
山口県出身 山口大学卒業
趣味/F1観戦、ショッピング

 消化器内科研修で印象的だったのが内視鏡手術です。病変を取り除くことで患者さんの人生を一変することができる。術後の患者さんの笑顔を見るのが嬉しく、体の状態だけでなく気持ちも変えられることに大きな魅力を感じました。
 中村先生の手術は圧倒的に速くて正確。いかに膨大な数をこなされてきたかがうかがえます。もう一つ、勉強になったのはマネジメントです。患者さんの体調はもちろん、自分自身の体調や時間も含めて、うまく管理しなければ最高のパフォーマンスは引き出せません。患者さんの退院後のことも考えて、長期的な視点に立って対応されている中村先生の姿から、医師としてあるべき姿勢も学んでいます。忙しくても、お子さんとの時間も大切にされているので、人としてそこも見習いたいなと思いました。
 将来はがんに関わる診療科で働きたいと考えています。患者さんから「この人に命を預けて良かった」と思っていただけるように、技術も人間力も磨いていきたいです。

指導医からMessage

消化器内科
中村 宗剛

 指導医として日頃から心掛けているのは、「やってみせ 言って聞かせて させてみせ 誉めてやらねば 人は動かじ」です。この山本五十六の言葉には人材育成に必要な全てが詰まっていると思います。研修医のみなさんに大事にしてほしいのは、「この仕事が好き!」と思えること。病気の診断や救急対応も含めた治療の幅広さなど、消化器内科や内視鏡の面白さをぜひ体感してほしいです。
 石田先生はとても真面目で努力家。こちらが言わなくても手技の予習をして臨んでいるのが感じられるので、今後の成長が楽しみですね。初期研修の2年間は自分のスタンスを決める大事な時期。どの診療科目を目指すのか、将来どこで働くのかなどよく考えて、誰のものでもない“自分の人生”を生きてほしいと思っています。