研修医に聞きました-02

 眼科の特徴は、診断から治療までをほぼ一つの科で行えるところです。主治医一人で治療を完結できることも多く、そこに大きな魅力を感じています。徳中では、研修医のうちから第一助手として手術に立ち会えるため、治療の最前線に立っている実感があります。経験を積むことで、術者としての将来の自分を具体的にイメージすることもできます。指導医の芳野先生の手術は驚くほど短時間で丁寧! どんなときも決して手を抜くことなく、患者さんにとってのベストを考え尽くされている姿を見て、心から尊敬しています。
 実際にどういう見え方をして、どんな見え方に困っているのかは、患者さん本人しかわかりません。だからこそ、患者さんの声をよく聴き、「診てもらえてよかった」と思ってもらえるような医師になりたい。芳野先生の背中を追いかけて、これからも努力し続けたいと思います!

指導医からMessage

芳野 秀晃
眼科指導医
眼科 主任部長

 高須先生は疑問に思ったことはすぐにその場で聞くタイプ。日頃からメモを欠かさず、自ら考えて行動する主体性もあるので頼もしく思っています。
 将来専門とする分野にかかわらず、医師として大切にしてほしいのは、根本を探るクセをつけること。ただ単に画像に頼るのではなく、症状を引き起こしている原因が何なのか、なぜそのような所見になっているのかなど、考えることが大切です。
 眼科といっても、緑内障や白内障、神経、網膜など、さまざまな専門分野に分かれています。研修医時代に基本的な知識を身につけた上で、将来的には何か得意な分野で突出してほしい。高須先生も含めた次の世代には、私たちが経験できなかったような新しい治療法を見つけて、これまで治療が困難といわれてきた病気を治してほしいと願っています。