部門・病棟案内 - 救命救急センター

診療・各部門

救命救急センター
救急科・救急外来

 その一瞬を大切に、心をこめて看護します 
救命救急センターは、救急外来と病棟24床の2つのユニットで1看護単位となっています。看護スタッフは師長・副師長含め約50名の大世帯ですが、スタッフ全員「明るく声を掛け合い助け合いながら」患者さんの回復する姿に日々やりがいを感じながら看護しています。
救急外来は二次救急告知病院として約30年前より救急患者を積極的に受ける体制を整えてきました。現在では年間5000台と約17500人の救急患者を受け入れています。年々増加傾向にある救急車の対応を行いながら一次から三次までの救急患者をスムーズに受け入れができるよう救急体制の充実を図ってきました。
近隣の消防と症例カンファレンス等で連携を密にし、救急搬送要請(ホットライン)のスムーズな情報伝達や受け入れを強化してきました。ドクターヘリでの搬送も年間約15人受け入れており、近隣以外からの救急対応も多くなっています。
独歩で来院される患者様に対しては、緊急度を判断するトリアージを行いながら、必要な患者に迅速に治療に繋げられるよう定期的な事例検討会や研修受講を行い、その能力を高めていけるよう努力しています。
平日日中の救急対応も増加しており、救急初期治療開始後、確定診断がされれば速やかに専門的治療が行われるよう院内での体制も整っています。院内のコードブルー要請にくわえて、今年度救急科医師の増員により、RRS(院内急変対応システム)の運用が開始され急変対応体制が強化されました。
救急現場での一瞬・一瞬を大切にし、すべての患者・家族が安心して受診できる救急外来を目指していきます。
病棟は平成23年4月から10床で開設され、その後「HCU(ハイケアユニット)」「SCU(ストロークケアユニット)」の2か所25床で運営されていました。これまで「HCU」はすべての診療科が対象で、蘇生後脳症・重症肺炎・敗血症・中毒・多発外傷・心筋梗塞・大動脈解離・ショック・重症膵炎など多くの重症患者を受け入れていました。「SCU」では、クモ膜下出血・重症頭部外傷・脳出血・脳梗塞などの脳神経疾患の患者を受け入れ、緊急開頭手術、血管内治療、rt-PA静注療法などを行っています。そのため、緊急手術後、体温管理療法、CHDFなどの血液浄化療法、IABPなど、スタッフ各々が新しい情報や知識を得ながら、質の高い救急看護が提供できるよう励んできました。令和6年5月、新棟移転に伴い「HCU」「SCU」が統合し、本来の救命センターとしてすべての診療科の重症患者さんが、一か所で受け入れることとができるようになりました。ベッド数は24床ではありますが、周南地域の重症患者さんにスムーズに救急治療が実施できるよう日々ベッドコントロールを行いながら体制を整えています。また、早期からMSWとのカンファレンスを行い、患者・家族の意向を踏まえたサポートを行い、救急医療の知識・技術を高めながらコミュニケーションを密にし、チーム一丸となって救急医療に取り組んでいきます。

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