無輸血治療について

当院は、平成29年11月1日より無輸血治療を希望する患者さん(エホバの証人等)に対して、以下のように対応することを決定致しましたのでお知らせ致します。

当院の基本方針

 当院では無輸血治療を希望する患者さんに対して、次の三点を大原則として対応致します。無輸血治療を希望する患者さんに対して、そのことが理由での診療拒否は致しません。

  1. 担当医師は自らの倫理観と責任感をもって患者さんの人格を尊重し、お互いの信頼関係を壊さないように対応致します。
  2. 良心的で丁寧な説明を行い、患者さんの信頼を裏切らないよう、あらゆる代替療法によって最善の手段をつくします。
  3. 患者さんの救命に必要と判断した場合は、輸血同意書が得られない場合でも輸血療法を実施いたします。「輸血謝絶兼免責証明書」など免責証明書には署名致しません。

 以下に具体的な対応方法を記載致します。

  1. 緊急の場合は救命を第一に治療法を検討し、輸血療法が必要であれば実施致します。
  2. 患者さん及びご家族には輸血療法について適切で十分な説明を行います。輸血療法に同意された場合は輸血同意書へ署名して頂きます。
  3. 最終的に輸血同意書が得られない場合、時間的余裕があれば他院での治療をお勧め致します。
  4. 必要に応じてエホバの証人の医療機関連絡委員会、児童相談所に連絡し対応を相談させて頂きます。また徳山中央病院病院倫理委員会にて対応を協議致します。

以上

独立行政法人地域医療機能推進機構 徳山中央病院長