各診療科より
診療科の特徴
耳鼻咽喉科主任部長 遠藤 史郎 耳鼻咽喉科は頭蓋、眼窩内を除いた、耳、鼻、口腔、咽頭、喉頭、気管、頚部食道及び頭頚部外科領域の疾患を対象としており、聴覚、平衡覚、嗅覚、味覚といった感覚機能とともに、呼吸、嚥下、発声といった生活に必須の機能に関する疾患を扱います。また、診療内容はめまい症やアレルギー性鼻炎など、内科的な側面を持つと共に、手術治療では、顕微鏡を用いた耳手術や喉頭手術、内視鏡を用いた鼻、副鼻腔手術、拡大切除や再建術を必要とする頭頚部腫瘍手術など、幅広く多岐にわたり、個人の興味に応じて、専門分野の選択ができます。当院は地域の基幹病院であり、咽頭炎や鼻炎など、日常に接する疾患から、頭頚部悪性手術まで、幅広く、偏り無く治療していることが特徴です。研修することで習得できるもの
22年度の当科の入院患者数は406名で、中央手術室を使用した手術件数は320件でした。また、外来患者数は平均80名であり、数多くの入院、外来診療、手術を経験することができます。将来、専門として耳鼻咽喉科を考えている人はもちろんのこと、そうでない人も、どの科に進んでも頻繁に遭遇する、咽頭炎、鼻炎、めまい、難聴、小児の中耳炎など、種々の耳鼻咽喉科疾患の基礎を学習する事が可能と考えます。 また当科は以下の学会認定施設です。- 日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設