各診療科より
診療科の特徴
放射線科主任部長 片山 節 当院の放射線科は、一般的な画像診断、放射線治療、IVRと放射線科としてはやや特殊な肺癌診療を行っています。 画像診断はこのたび320列および64列のCT、3T-MRI、PET-CTが新たに導入、著しくパワーアップされました。PET-CTによる微小癌の検出、320列CTによる心臓冠動脈のわずかな変化、3T-MRIによる脳の超微細構造の描出などが可能となってきました。これら当院の画像情報はすべてデジタル情報でサーバーに保存されており、6台の読影システムにて3D画像やMPR画像を駆使しながらレポート作成しています。 放射線治療は治療室が本館地下へ新設移転、ライナックも新しいCT同室システムが導入されました。三か月毎の治療数制限がなくなるとともに、より高精度の放射線治療が可能となります。 IVRは治療としては出血や動脈瘤に対する塞栓療法や各種癌に対する動注化学療法を積極的に行っています。特に多発外傷等の救急患者さんに対しては画像診断、IVRを含め救急部(救急救命センター)と緊密な連携をとっています。また診断としては各科よりの依頼でCT下生検を多数施行、診断困難例の確定診断に寄与していると自負しております。 肺癌診療は健診での拾い上げ(CT健診を含む)から気管支鏡やCT下生検による診断、放射線治療、抗癌剤による化学療法まで一貫して行っております。放射線科のスタッフのうち2名が気管支学会の指導医です。約15床の入院ベッドがあり、また外来には専用の化学療法室が設置されています。 また当科は以下の学会認定施設です。- 日本医学放射線学会放射線科専門医修練協力施設