放射線治療
放射線治療はがん治療の3本柱の一つとして手術や化学療法とともに重要な役目を果たしています。特に臓器の形態や機能を温存する点において優れた治療法であり、また手術の難しい部位や、体力的に手術の難しい高齢者の方にも広く放射線治療を行われています。
良い放射線治療とは、腫瘍の正確な位置に最適な量の放射線を当て、腫瘍を消滅、縮小する事です。
当院では、放射線治療装置(リニアック)に専用のCT装置を合体させた、CT 同室リニアックという高精度放射線治療装置を導入しています。
CT同室のメリット
1.正確な治療計画を行う事が可能
放射線治療をするポジション(体位)の位置を合わせした後で、そのままCT 撮影をする事により正確な治療の計画を立てる事ができます。体内の重要な臓器を避けた副作用の少ない放射線治療を行う事が可能となります。
2.放射線治療直前に腫瘍の位置を確認して治療できる
放射線治療を行う時、ポジションの位置合わせをした後で、位置合わせが正しくできているかどうか、CT 撮影をして確認できます。もし位置が数ミリでも違う場合は修正して放射線治療を行います。
放射線治療計画の一例
患者さんごとにきめ細かい放射線治療計画を実行します。
治療計画が正しい事を確認してから治療を行います。
放射線治療受付と診察室
待合室風景
最新のシステムで、さまざまな臨床ニーズに対応できる精度の高い放射線治療を行っています。