個人情報を含む書類の誤送付について

 この度、当院の健診センターにおいて、受検者様の健診結果を含む個人情報の漏えいが判明いたしました。

 当該受検者様およびご家族の皆様に対し、ご迷惑をお掛けしたことを改めてお詫びするとともに、今般の事案を重く受け止め、患者情報の厳重な取り扱いについて、厳しく指導徹底を行い、職員一同、再発防止に努めてまいります。

1.事案の概要

 令和7年1月8日、 健診センター担当者が、誤って受検者A様とB様の郵送先と健診結果をそれぞれ逆に封筒に入れて郵送してしまいました。

 1月9日に受検者A様が封筒を開封し、健診結果がB様のものであることに気づかれ、当院にご連絡をいただいたことで本件誤送付が判明しました。
 同日、B様に電話連絡をしてまだ郵便物を受け取っておられないことを確認し、「郵送される健診結果を開封しないでいただきたい」旨を伝えました。
 ただし、A様とB様に対して、返信用封筒での返送をお願いしていました。

 1月10日の朝、上司が報告を受けている際、受検者B様のご家族が未開封のA様の健診結果(宛名はB様)を携えて来院され、今回の病院の対応について説明を求められました。上司は、今回の健診結果の封詰めがダブルチェックにより行われていなかったことを説明し、誤送付があった場合の対応について本来であれば速やかに郵送先を訪問し謝罪のうえ郵便物を回収するという適切な手順が取られていなかったことを謝罪しました。
 同日、受検者A様宅を職員が訪問し、誤送付について謝罪のうえで受検者B様の健診結果(宛名はA様)を直接回収しました。

2.漏えい等した患者情報 

 受検者B様の氏名、住所、電話番号、健診結果が、受検者A様に対して漏えいした情報です。

3.原因及び二次被害の可能性の有無

 誤送付の発生原因は、一人で封筒に健診結果を詰めていたことによるものです。他の健診結果は複数人でダブルチェックして封詰め作業を行っていますが、今回の健診結果は件数が少ないことから、これまでも一人で封詰め作業を行っていました。
 二次被害の可能性については、A様に状況を説明しご理解いただいておりますので、これ以上の被害は発生しないものと認識しております。

  

4.再発防止策

 今後、全ての健診結果の郵送については複数人でダブルチェックして封詰め作業を実施いたします。
 また、誤送付があった場合の対応については、本来速やかに誤送付先を訪問し謝罪のうえで送付物を回収することとしていますが、今回については対応手順が徹底されておりませんでした。今回の事例を振り返り、改めて全職員で適切な対応をするようにいたします。

 

令和7年1月24日
独立行政法人地域医療機能推進機構
徳山中央病院  院長 沼 文隆

【本件に関する問い合わせ先】
徳山中央病院 総務企画課
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