研修医に聞きました-02SP

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 手術や外来で忙しいにもかかわらず、熱心に指導してくださる上田先生の姿を見て、脳外科医への憧れをより一層強くしました。脳神経外科は守備範囲が広く、膨大な知識や論理的思考が必要です。先生は「最初は分からないのは仕方がない。でも、分からないなりに聞く姿勢をもちなさい」と言ってくださいます。その気持ちに応えたいので、予習・復習を欠かさず、分からないことはその場で聞き、同じ質問をされたら次は絶対に答えるという緊張感をもって臨んでいます。
 脳神経外科というと、頭のことだけに意識が向かいがちですが、先生は脳を含めた全身の異常を治してから退院につなぐことをポリシーにされています。特に、脳の言語領域が損傷を受けた場合は、言葉で症状を訴えるのが難しくなるため、患者さんの異常を見逃さないためにも全身管理が重要になってきます。
 上田先生はどんなときも冷静で常に先を見据えて対応されます。それができるのも、既往歴や飲んでいる薬、全身の状態といった患者さんの情報を正確に把握されているから。いつか自分も先生のようになれるように、患者さんに真摯に向き合い、患者さんやご家族に何を聞かれても自信をもって答えられるようになりたい。そのためにも、外科的・内科的知識の両方を、この2年間でしっかりと身につけていきたいと思っています。
これからの医療を支える
若い力に期待しています!
上田 祐司
脳神経外科指導医 脳神経外科副主任部長
 井上先生は真面目で勉強熱心で患者さんにも優しい。人間的に優れているので、自然に教えたくなる存在です。脳外科に興味をもっていると聞いているので、将来、一緒に仕事ができることを心待ちにしています。インターネットでいくらでも知識が得られる時代ですが、大切なのは患者さんを思いやり、寄り添う姿勢です。研修医時代にできる限りベッドサイドに行き、患者さんと対峙することで多くのことを学んでほしいと思っています。脳外科医は患者さんの人生の重大な岐路に関与することも少なくありません。そして、自分の手で未来を劇的に良い方向に変えることもできる。一人前になるための道のりは長いけれど、得られるものも大きい。ぜひ前向きに頑張ってほしいですね。
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