薬剤部

コメディカルのご紹介
 薬剤部
※2023年6月6日より開始となっている、周南医療圏における疑義照会事前合意プロトコールについては、「お知らせ」の項目をご確認ください。



医療スタッフと連携し、安全で有効な薬物治療を支えます

薬剤師32名・事務員2名・SPD(Supply Processing and Distribution)スタッフ6名により24時間365日業務を行なっています。薬剤師は、緩和ケアチーム・感染対策チーム・栄養サポートチーム・がん薬物療法チームなどの医療チームの一員として活動しており、臨床において知識や経験を活かすために講習会や学会に参加して専門分野の研鑽や知識の向上に努めています。また、その成果を学会などで発表しています。新人薬剤師の育成では、アドバイザー制度を導入し、知識の偏りが起こらない教育システムにしています。

基本方針

1 医療チームの一員として医薬品の安全管理と適正使用に努めます

2 迅速で質の高い医薬品情報を提供します

3 保険薬局を含めた医療機関と連携し地域医療に貢献します

4 知識と技能を持った薬剤師を育成します

 薬剤部のご案内

○当院で行われている特徴的な業務

○調剤業務
 全面的に院外処方箋を発行していますが、治験やサリドマイド系薬剤など特殊医薬品の調剤や入院患者さんの調剤をしています。
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○注射業務
 注射室では、配合変化や投与法などを確認しながら患者さん個人別に調剤しています。注射薬自動調剤機を導入することで業務の効率化を図っています。また抗がん剤をレジメン管理し、投与量、休薬期間に誤りがないかを厳しく監査しています。
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○製剤・混注
 高カロリー輸液や点眼薬をクリーンベンチにて調製し、市販医薬品で対応できない疾病に対しては院内の倫理委員会の許可を得た上で院内特殊製剤を調製しています。
 抗がん剤は無菌室の安全キャビネットにて調製を行いますが、全ての抗がん剤に閉鎖式システムを導入し、薬剤師が安全に混注できるようになっています。
○医薬品情報管理室(DI室)
 DI室では、問い合わせ内容やプレアボイド症例のとりまとめやデータ化して部内で情報を共有しています。インターネットや文献から情報を収集・分析することで、わかりやすく加工して提供しています。また電子カルテ上の薬剤部Webにて情報を迅速に提供しています。マスターの管理や部門システムの構築も行っています。
○病棟業務
 全ての病棟に薬剤師を配置しています。入院患者さんの薬物療法が有効かつ安全に実施されるよう、既往歴・アレルギー歴・投与量・相互作用を確認した上で服薬指導を行っています。一般病棟以外では、ICU・救命救急センター・NICU・緩和ケア病棟にも薬剤師が常駐しており、薬剤師としての職能を発揮しています。またカンファレンスにも参加し、医師や看護師などの医療スタッフへ情報を提供しています。
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○外来業務(化学療法室・入院支援室)
 外来化学療法室に薬剤師を常駐させることで患者さんへの説明や医師・看護師と共に安全な医療を提供しています。薬剤師の観点から当日の検査値等から治療の妥当性を判断し、投与量を確認した上で調製が開始されるように製剤室と連携しています。
 入院前の持参薬鑑別も行い、術前中止薬の確認を行い主治医へ情報提供を行っています。
○治験・臨床研究支援
 専従の薬剤師が舵を切り、院内全体の研究の取りまとめを行っています。新薬の開発などに必要な治験薬の管理・調剤・払い出しなどや治験審査委員会の事務局を行っています。「がんゲノム医療連携病院」として遺伝子診療科を立ち上げ認定をされています。がん遺伝子パネル検査を用いた診療が保険収載されましたので、創薬の体制を確立しています。
○AS(抗菌薬適正使用支援)業務
 ICT(院内感染対策チーム)、AST(抗菌薬適正使用支援チーム)に所属しており、院内の環境ラウンドへの参加や、院内感染への対応を行っています。特定の抗菌薬を使用している患者や、血液培養から菌が検出された患者への早期介入、バンコマイシン・テイコプラニンなど薬物血中濃度モニタリング(TDM)対象薬剤に関する支援、院内研修会での説明や啓発など、抗菌薬適正使用の推進に携わっています。
 その他の特徴
○医薬品管理
 医薬品の購入・保管・供給はSPDを導入することで適正に管理しています。病棟や外来の医薬品についても定期的にチェックを行い保存状況や有効期限の確認を行なっています。また災害拠点病院としての構築も行なっています。
当直業務
 地域の医療を守るため夜間でも薬剤師が常駐しています。周南子供QQでは夜になって体調を崩した小児が受診してきます。
 中毒患者が来院した際など、初期対応に必要な情報を収集するなど、薬剤師が活躍しています。
○委員会
 感染対策チームや栄養サポートチームの褥瘡回診など、チーム医療の一員としてラウンドに参加しています。各委員会においても積極的に活動しています。
○薬剤師会
 近隣の後方支援病院や保険薬局と薬薬連携を推奨するために、委員会や合同研修会を開催しています。長期実務実習では当院以外の他施設の学生も引き受けることで、当院でしか経験出来ないカリキュラムを実習しています。
○育休・産休制度
 薬学部6年制卒の方が入職し始め約10年。結婚し、出産を迎える職員も多く出始めました。当院では産休制度を充実させており、継続して勤められるよう職場環境を整え、それぞれの状況に合わせた無理のない復帰が出来るよう体制を整えています。

イベントなど

  院内のイベント事はもちろんですが、薬剤部内でも頻繁にイベントを開いて普段仕事では話せない事を話したり、日々の仕事の疲れを解消したり、メリハリをつけながら仕事に取り組んでいます。

【毎年恒例の花見】
※薬剤部の見学を随時行っておりますので、学生・既卒者・保険薬局の先生方もご気軽にご連絡ください。
薬剤部長  佐藤 真也
副薬剤部長 益成 宏
医薬品情報管理室長 萩山 博史
その他常勤薬剤師 29

主な有資格として
・日本医療薬学会 専門薬剤師
・日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師
・日本臨床救急医学会 救急認定薬剤師
・日本静脈経腸栄養学会 栄養サポートチーム専門療法士
・日本褥瘡学会認定師
・日本糖尿病療養指導士
・山口県糖尿病療養指導士
・日本臨床薬理学会認定CRC
・薬剤師研修センター 漢方薬・生薬認定薬剤師
・薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師 など

お知らせ

 保険薬局薬剤師の皆様が、医薬品の品質・有効性・安全性を確保すると共に、薬剤師倫理規定と法の精神を踏まえ患者中心の医療を進めていただくために、独立行政法人地域医療機能推進機構徳山中央病院の採用医薬品の情報を提供いたします。

利用者への注意事項


(1)掲載は、製品名、会社名、規格単位、包装単位、薬価、薬効コード、
   備考、経過措置とする。
(2)更新期日は、毎月20日(祝祭日の場合は翌日)と末日の月2回とする。
(3)削除医薬品の当院経過措置期間は、削除月より3ヶ月間とする。
(4)備蓄・不動在庫の問い合わせは(社)徳山薬剤師会のホームページを参照すること。
(5)副作用や服薬状況など必要な情報は、所定の情報提供様式に記入し
   処方せん発行医師・歯科医師へ情報を提供すること。



独立行政法人地域医療機能推進機構徳山中央病院採用医薬品一覧


New 周南医療圏における疑義照会事前合意プロトコールについて(2023/10/18 更新)

治験審査委員会の手順書・委員会名簿及び会議記録の公表について
  • 治験事務局(薬剤部)にて閲覧可能です。お申出下さい。
その他





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